「…。」

ここどこ?
いきなり連れてこられてしかも!
覚悟してねって!

いったいここで何が起こるのやら…。


私は今、得体のしれない場所に来ているのかも知れない。

入った瞬間、私の目に映ったのは
黒で統一された生活感のない、シンプルなリビング。


「…おぉーい!いるんだろー?」

どうやらユウは誰かを探してるみたい。

「ね、ねぇ?ユウ…なんかココ、やだ。」


不穏な空気が漂う中、ユウは脳天気に大声を出し続ける。