だから夜遊びしてた。なーんて言えるはずもない。


「…もう、いいでしょ。帰るわ。」

そう言って立ち上がり、ツカツカと玄関まで歩く。


その後ろを申し訳なさそうに、ついてくるユウ。

何だか可哀想になってきた。


「…あのさぁ、私こっち引っ越して来たばっかでよく知らないんだ。今度、案内してくれない?」

本当にただの思いつきだったのだ。

この日を境に、私の生活はガラリと変わった。