気まずすぎるー!

なななにか話を振らないと、この空気には耐えられない…


「…あの」

私が声をかけると、足元の方をずっと見ていた彼は、嬉しそうに顔をあげた。



「…名前、聞いてなかったから…。」


彼はあぁ!と大袈裟なそぶりで手を叩いた。