私の位置からじゃカイの顔はわからないけど、その声はいつもより優しい気がした。


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「じゃあ、火傷に効く薬を出しとくからちゃんとぬってね!…すっげー染みると思うけど☆」

「…?!」


うそ…染みるとか、、痛いのやだよ…。

私に満面の笑みを向けて言った海さんを、私は一生恨みそうです…。。

それから海さんは、病院の外まで送ってくれた。




「カイト!結構、化膿してて跡が残るかもしれねぇけど…大切にしてやれよ?」

「あぁ。…俺があんな傷、忘れさせてやるよ」



何やら後ろでコソコソ話してたみたいだけど、私には聞こえなかった。


もちろん

カイがニヤリと笑っていたことも


私は知らない。