私がそんな事を思っていると、私の横で腕を組んで立っていたカイが、私ごと椅子をクルッと回転させ、

海さんに背中が見えるようにした。

ーバサッ

するといきなりカイが私の服をめくりあげた。


「…?!」


海さんが息を呑んだ気配がした。

「これ、まさかカイトがやったんじゃねぇよな?」


「俺がやるわけねぇだろ。自分の女に。」


「…じゃあ誰に…?って、やっぱり彼女なんじゃーん!」


「…あぁ。そんな事いいから早くしろよ」