恭也は氷とウイスキー、

そしてグラスをカウンターの上に置くとあたしの隣に座る。



「作ってあげようか?」



「ハハッ」



恭也は笑いながらグラスから手を離す。



「あれ?水は?」



「ロックでいいよ」



「ロックは作った事ないなぁ~」



グラスに氷を入れると、


どのくらい注いでいいかわからないウイスキーを、


グラスの八分目辺りまで注いだ。



「はいどうぞ!ん?」



「………」



隣の恭也はなぜが険しい顔。



「ど、どうかした?」



「お前、俺を殺す気か」