『ほんとに見てたのかよ!』(笑)

そう言って照れながら話す光は昔とちっとも変わってなかった。


『見てたよぉ。凄いなって…思ったし感動したよ』


『…でも…なんであたしに電話してきたの?』


光は電話の向こうで笑ってた

『彩羅ってさぁ!昔と全くかわらないんだな。まずなんで?どうして?って質問ばっかだったもんな〜。相手の気持ちより自分の疑問が先なんだよなぁ〜』

そう言ってケラケラ笑った


あ…中学の時よく光に言われたなぁ。。


懐かしいような…甘酸っぱいような…


そんな想いがあたしの心を埋めていっていた





そんな思いを一瞬にして光が消す。

そして力強い口調で言ったんだ…




――俺、彩羅に会いたい!