あの日はヤケになってた…

あたしと離れてくのを瞬が望んでるんじゃないのか…

自分に自信を失いかけてた

部屋でテレビを見ていても視界に入らない

秋の陽射しが差し込む部屋

携帯を片手に受信ホルダーに残されてるメールを何度も何度も読み返していた



瞬―――会いたいよぉ…。


その時、いつもと違う着信音がなり響いた。


慌てて携帯を覗きこんだ

誰…?


(あっ…。)



一瞬ためらう あたし



でも…発信ボタンを押してしまう… 出てしまった。



『…もしもし――』


『よっ!元気そうじゃん』

『…うんっ。。光は元気だった?』

『おぅ!彩羅…俺の活躍みてくれたかぁ?』


『―――夢の甲子園 出場おめでとう』


光――――

あたしの元カレだった。