―――あたしは大きく溜め息をつく…。



『帰るね。』

真由香の問いかけも無視してあたしは公園のベンチをあとにした。



真由香が何か言ってたけど…どうでもいい…。


何もかもが真っ黒に見えるのは何故だろうね。。



だからといって瞬と別れるなんて考えたくない…


考えたらおかしくなりそうなくらい吐気と頭痛に襲われる。


こんなに愛した人は初めてだから…


失いたくない想いと

思うようにならない現実と受け止めてもらえなかった想いで…


あたしの頭の中は腐りかけていたんだ…。


そう――――。
これから起こる事が
あたしにとってあたしの未來を変えてしまう事になる

神様は

あたしに試練を与え

そしてあたしを試したのかな…。


あの日…

忘れられないあの日…。


戻れるならあの日の前に戻りたい…。


ごめんね…瞬…


ごめんね…。