瞬が言う。


『あの空 覚えてる?初めて2人でここに来た時…』

そして…あの時のようにあたしの手を包んだ。


『空見上げてごらん!』

あたしは、涙で空なんかかすんで見えない…。


『俺達はこの空の下ずっと一緒だぞ!もし離れることあったとしてもずっと繋がってる……。』


『彩羅…離れても俺の愛は絶対に変わらないから!誓えるよ!この空に誓って!』




…何が言いたいの…っ。


瞬…。




あの時と同じ言葉を言われても…



あたしいやだよ…。



瞬…!いやだよぉ…っ。



声にならないあたしの想い。

あなたへの想いが強すぎて
あなたの想いを涙で消されないよう…

あたしはただ溢れでる涙を必死にとめていた。