『俺はまだ17で…一人前でもない…。俺さ…彩羅をほんとに……彩羅をっ…

―――愛してるんだ…。』




『…大事にしたぃんだ…』

瞬は一言一言…噛み締めるように自分の想いを確認するかのように…

あたしには…そう聞こえた



抱きしめられた腕も…

あたしを包み込んだ瞬の温もり…


その時のあたしには…



痛かった…。





あたし達の愛の形は



違ってたんだ。