『おぉ!綺麗だなぁ』

キラキラと輝く水平先を眺めて言う彼…。


いつもと変わらない瞬。


彼の温かい視線はあたしのドキドキした緊張をほどいてくれた…。


『でも久々に見た彩羅の方がもっと綺麗だけどな!』

そう言ってあたしの肩を抱いた…。


瞬の胸…温かいよ――。




砂浜をぎゅっと踏みしめあたしは口を開いた