『お前がそんな気持ちなら東京行かなくていいから』

…今なんて!?


『なんでよ!!一緒に行こうって…瞬…っ…言った…じゃ…っ…ん…』
あたしは瞬の胸元を何度も何度も叩いた

瞬のバカ!!

ずっとずっと一緒だって言ったじゃん!

涙はとめどなく流れ…
あたしの痛い部分へ流れ込む…


『聞け!彩羅!』


瞬の鋭い目と声であたしの体は硬直した。。




『俺は、美容師になりたいんだ。それは、自分が始めてこれだ!って思えたこと。
そしてな、彩羅も俺と同じに思ってるって勝手に思い込んだんだ。・・・でも今の彩羅をみてると・・・違うんだってわかった。』