瞬はなんとなく気づいてた


『東京・・ってさっき彩羅言っただろ?もしかして親か・・?』




あたしは・・うつむいたままうなづいた。




少しの沈黙・・・。




そして彼が言った。



『彩羅?!彩羅はどうしたいんだ?美容師になりたいんだよな?』



美容師になりたい・・・


それより・・瞬と一緒の夢を追いたい・・


瞬と居たいの・・




『俺がなりたいから・・なのか!?』




そう。。瞬が  なりたいっていったから・・・







彼はあたしの言葉を かみ締めるように聞いてた。





そして・・・




『彩羅 お前は間違ってるよ!』