『彩羅〜。。進路どうするの?』

『あたしはさぁ…地元で就職活動だなぁ…啓太も地元で働くって言うし………』

『―――ねぇ!?聞いてんの?』

真由香が顔をのぞきこんだ。
『……あっ…ごめんっ』


『ったくぅ〜。またボーッとして…瞬となんかした?』


ううん。。瞬とは

ほんと幸せな日々。

…幸せだから…


怖いよ。。。


あたしは最近情緒不安定だった。。


瞬への想いが大きくなる程…不安でたまらなかった。

東京へ行く……。



うちの親は絶対反対だから。。


それにあたし自身、自分の夢を封印したから…


あたしの夢…


確に瞬と出会う前はあった。でも彼に出逢いあたしは変わった。変われた。
大切な人が出来た―――。
あたしの夢は、ちっぽけなものになり…瞬が最大限へ変わったんだ。