彼は、



『じゃぁ・・』




そう言って 振り向くことなく 駅まで歩いていった。。





その後ろ姿。。




ずっとずっと見てた。。





彼の背中が見えなくっても




あたしは 家に入れなくって。。






その場にずっと立ち尽くしたまま・・








『姉貴~~~~!!』





はっと振り向くと 響が居た。





こんな時 あたしに話しかけないでよ。。!





『泣いてんのか?!』




『うるさいなっ!!』





弟の横をくぐって


ようやく家に入った。






『さっきの男。。光君じゃないじゃん!』





『浮気かぁ~!?』





あたしは弟の問いかけもシカトして



自分の部屋まで走って行った。





ベットに倒れこんだ




バカっ!バカっ!!

バカァッ!!!!!




あたしって―――       最低・・・。