「おはよー!」

朝、私はいつも通りに

挨拶をしながら教室のドアを開ける。

「心優おはよー!」

「はよーっす!」

皆が挨拶を返してくれる。

それだけで、今日1日も頑張れそうな気がする。

涼太は…。

辺りを見回したけど涼太の姿はない。

「皆、今日からよろしくね!」

皆に呼び掛ける。

「おう!任せとけ!」

「涼太君のためなら!」

「俺達の仲間だしな!」

涼太がどれほど人気なのか

どれほど大事な存在なのかが感じ取れる。