って何やってんの、私!

カップルじゃないのに

手繋ぐなんて…。

涼太が手を出すからいけないんだ…。

ただの反射神経だよ…。

そう思ってるのに

顔の熱は引かないまま。

逆にもっと熱くなっている。

このままじゃ私、心臓壊れる…。

「お前さ…。」

突然、涼太に話し掛けられる。

「な、何?」

「好きなやつとかいるの?」

突然、何を聞いてくるんだろう。

「い、いるよ…。」

あまりに真剣な目で見てきたから

ついつい答えてしまう。