「心優ー!遅刻するわよー!」

「んー…。」

「心優ー!!」

「わかってる!」

もう!まだ時間あるのに、

なんで起こすかな?

お母さんのバカッ!!

「うー…さむっ…」

年が明けて、今はもう1月下旬。

私は震えながら

パジャマを脱ぎ、制服に着替える。

最後に部屋に立て掛けてある鏡で

おかしい所がないかチェックして

階段をおりていく。