私は絶対波が来ないような場所に移動した。


あと少しで日が沈む。


海で夕日が見られる。


ママとパパが言っていた夕日が−…



「さっきは何描いてたの?」


気付けばつぼみが隣に座っていた。



「夢…
 決して叶わない夢。」


そういうとつぼみは悲しげに微笑んだ。


そんな顔させるつもりじゃなかったけれど。


少なからず“責任"を感じているのかもしれない…


『死神』だからって。