顔を見上げると、

とても綺麗な顔の男の子が目に入った。

(綺麗な顔・・・・・
本当に男の子だよね・・・・・?
あ! そんなことより、謝らないと!)

「あの、ごめんなさい。怪我はないですか?」

と聞くと、

「大丈夫です!携帯いじってた僕が悪いんです!
僕の方こそすみません!」

と男の子は笑顔で答えた。

と、その時、電車がきた。

私は急いで定期を拾い、男の子に頭を下げて

電車に飛び乗った。