「い、いや!それ以上こっちに来ないで!!」

必死に叫ぶ。

「うっせぇな。周りに聞こえちまうだろ。」

赤城くんは、ポケットを探り、

何かを探しているみたいだった。

(今だ!!)

一瞬の隙を突いて、

私は見事に脱出・・・・・

できなかった。

出ようとしても鍵が閉まっていて、

あっという間にドアまで追い詰められた

私は赤城くんに腕を掴まれた。