入学式が終わり、校長の話を聞いて疲れ果てた私に…。

「じゃー皆さんに、自己紹介カードを書いてもらいたいと思います!」

先生。いじめですか??もー小学生じゃありませんのに。


渋々書いていると、似顔絵の欄があった。

これでも私は、絵が得意な方。

小学校の頃、賞とったことだってあるんだから!!


すると、一人の女の子が私に近づいてきた。

「絵、上手だね…あ、あのさ、私のも、か、書いてくれないかなっ??」

綺麗で高い声だった。

髪は、びっくりするくらいツルツルでサラサラで、思わず触りたくなるような綺麗なセミロング。

目は二重でぱっちりしてる。
細い体で、背は高くもなく低くもないって感じ。

すっごく可愛い子だった。

美人ってゆーより可愛い子。

私がそんなことを考えていると、

「あ、ご、ごめんね…?書いてもらうなんて、そんな図々しいこと…」


「あっいやっ!だ、大丈夫!私で良ければかくよっ?」

「ありがとう…」