「舞彩がありすぎなんだよ。」
相変わらずみーちゃんは冷たいな。
「私はいつだってユウタ一筋!」
一筋かぁ......。
「いつだってってあんた彼氏が出来たらどーすんのよ。」
みーちゃん突っ込んでるし。
「なっ。彼氏とユウタは別人だもん。」
舞彩......。
顔真っ赤.......。
「それより、ユウタが明日××公園でPV撮影するんだって!」
またユウタか...。
「××公園ってすぐ近くの?」
「そんなわけないでしょ。」
そんなことあったらびっくりだよ。
しかも××公園とかうちの近くの公園だし。
「それがね、ほんとなんだよっ。」
「ユウタがブログに書いてたの。」
えーーー。
まじでーーー。
「まじでーっ!」
「何時?」
いつの間にかうちらの周りに友達が集まってたし。
「明日の朝10時からー。」
「なーんだ。」
「学校じゃんか。」
舞彩は、たぶんサボるだろうなー。
「私はサボって見に行きまーす。」
ほーらね。
ユウタのためだったらなんでもするって感じだもん。