「……良かった。」 「え……?」 「さつきが笑ってくれて。」 そう言って、奏太は今日一番の笑顔を見せてくれた。 ――――あ。 すき。 私って単純なのかな。 こんなに眩しい笑顔見せられただけで 確信しちゃうなんて。 ああ、もうどうしよう。 意識し始めたらまた顔赤く……っ 「ばばばばば バスこないね!?」 「あ、うん。そうだな。」 な、なんとか切り抜けた……。 これ以上あんな笑顔見せられたら心臓持たないよ。