……今日はついてない。

変に意識してるからか

緊張して胸がしめつけられてるような

そんな感覚になる。

二人分くらい離れた奏太を横目でちらっと見てみる。

綺麗な顔立ちをしていて

美少年という言葉がよく似合う奏太は

背も高くて、私なんかよりもずっと年上に見える。

……不釣り合いだったのかなあ。

顔も普通、体型も普通、背は150ちょっとでよく年齢より幼くみられがちな私。

よくこんなのと付き合ってくれたよなあ。

なんで私なんかすきだったのかなあ。

もっとずっと可愛い子がいるのに。



……………………

…………あれ?

私、なんで泣いてるんだろう。

涙はどんどん溢れてくる。

ばかだなあ。

きっと私、

まだ奏太のことが――――