「やっぱ外は気持ちいいねぇ〜!」

と、言っても今は7月の初め頃だ。
暑いのも混じってるが風が心地よい。


屋上にでてさっきはかずに邪魔された背伸びをもう一度した。

「そだね。はやく食べなきゃ時間なくなっちゃうよ。」

「あ、そうだね!んじゃ、いただきます!」
私はお弁当を開け言った。

ゆーちゃんもそれに続いていただきますと言いお弁当を食べだした。

食べてるときにゆーちゃんは私に話題をふった

「ねぇ、さなちゃん。さっき永瀬と何話してたの?」

「んー?かずと?あぁ、特に話はしてないよ。
なんかあいつがちょっかいかけてきてさぁ…」
と、特に気にする事もなく話す私。

「そか。でもなんか仲よさげだったよね。好きなの?」
と、なんか不機嫌そうに言ってるゆーちゃん。

「好きっ!?なんで好きに!?そんなんじゃないよ!!かずとは、別に…」
この態度にもっと不機嫌になったのか

「なんでそんな動揺してるの?さなちゃんってさ、中学から永瀬と仲良いけど付き合ってるの?」

突然の事に動揺が隠せない。

(付き合って…え?好き?なんだ…)

動揺してる私をよそにゆーちゃんは続ける。

「それにさっきだってちょっかいとか手首とか掴まれてたじゃん。もし、なんかされたらさなちゃん抵抗できんの?できないよね?」

(なんかされたらって…!)

ゆーちゃんが何を言ってるのかまったくわからない。

「かずはそんなことしないよ!」

この発言に苛ついたのかゆーちゃんが私の手をゆーちゃんの手で拘束した。