「てか、お前のすぐ後ろの席なんだから聞こえんのー」

「それは、ごめんなさいねー!」

「…ったく、こっちはお前と都倉の話なんて聞きたくねーっつうの…(ボソッ」

「?なんか言った?かず。」

「なんも言ってねーよ。」

「ふーん。そか。」

「あ、沙奈。もうちょいで授業始まるからもどるね。」

「あ、うん。またね。」
優香は自分の席に戻った。

先生が教室に入ってき、朝礼を終え授業を開始した。
「では、今日は前回の復習で…」

(とにかく、ゆーちゃんをどうにかしなきゃなぁ…)
そんなことを思いながらわたしは教科書を開いた。