「ねぇ、どこにいるの…?」

返事はない。
あたりは暗黒の闇に覆われている。
誰を探しているのかもわからなくなってきた。

そういえば、記憶がない。
何故こんなとこにいるのだろう。
考えていると時間の感覚もなくなってきた。
「1人は嫌だあぁぁぁぁあ!」
「なら、私が一緒にいるよ。」
!…誰?
「ふふふっ、私はマリー。」
1人じゃなかったんだ。
どのくらい前からいたのだろう。
どこにいるの?
姿を見てみたい。
「ねぇ、私、マリーを見てみたい。」
というより、明かりをつけて欲しい。
すると、返事が返ってきた。
「ちょっとそれは難しいかな。それに、ここは現実じゃないの。」
えぇぇー。
まぁそんな気はしてたけど。
「なら、ここはどこなの?」
「すぐに分かるよ。」
その言葉を聞いた瞬間、
私の意識は遠のいていった。