「夏上さんが来るまでどうしようか」





あれ? 沙耶ちゃんじゃないの?






「あそこに喫茶店があるからそこでお茶でもしながら待とうか」


『その喫茶店はダメ〜』



沙耶ちゃんの声が聞こえてくる。




「わ、私はボクドナルドの方がいいな」


「喫茶店の方が落ち着くと思うけど」


「いいから、いいから」



私は草壁君の腕を持って引っ張った。