「それと君たちにプレゼントしよう」


「え? 何くれるの?」



こういう時の沙耶ちゃんは非常に食いつきがいい。






「クリスマスパーティーの招待状。我が家でやるんだ」


「そんな悪いよ」



と私が言うと、



「ぜひお願いするわ」



と沙耶ちゃんは答えた。





「沙耶ちゃん・・・」


『何言ってるの。草壁君の両親に気に入られるいい機会よ。こんなチャンス逃すてはないじゃない』



沙耶ちゃんは私の耳元で話した。