「なるほど」


「実はあたしがデートするの」


「違うよ〜、わたしだよ〜」




沙耶ちゃんはそうっと私をつつく。



「わ、私だよ」


「さあ、3人のうち誰でしょう」


「いきなりクイズかい? でも答えは簡単すぎるんじゃないかな?」


「そうかしら?」


「答えは・・・」


「ちょっと待って! 答えは当日いなかった人ということでどう?」


「それは楽しみだ」


「そうでしょう」