玄関に近付くと一人の老人が立っていた。



「お待ちしておりました。どうぞ中へお入りください」





あっ! インターフォンの声の人だ。





「あ、あのう。草壁君のお父様ですか?」


「いえ、私は執事の黒田と申します」


「執事〜!?」




私たちは思わず大きな声を出してしまった。






執事って本当にいるんだ!