シャーーーー。

「ん~ん、いい天気」
窓枠に体を預けながらカーテンを開ける遥香。


昨日は軽くうたた寝をするはずがぐっすり寝てたようで夕飯をもってきてくれた
看護師さんに起こされ夕飯を食べたあとは、またぐっすり寝てしまったのだった。


「今日からリハビリか.....。がんばろ」
つぶやくとコンコンと音が聞こえて小暮さんがやってきた。

「おはよう」

「おはようございます。」

「昨日はごめんなさいね、自己紹介がまだだったわよね
篠崎さんを担当してる小暮です。
何かあったらいつでも声を掛けてくださいね。」

「ありがとうございます!」

朝食置くわねと声をかけながら

「これが今後の篠崎さんのリハビリスケジュールね、
まずは病棟移動。一般病棟に移ってもらうわね、食べ終わったら荷物まとめておいてね、それから病棟が変わるから一旦精算したいのだけど...。」

「わかりました、祖父に連絡しておきます。」

「お願いします。それじゃ、荷物がまとめ終わったころまた来ますね。」

精算は受付で診察券を出せば手続きしてくれるわ、そう言い小暮さんは出て行った。

おじいさんに電話するのは嫌だけど手元に財布しかないし、、、
とりあえず、朝ごはん食べてからにしよ。

そう思い遥香は食べ始めた。