「てか、遥香帰らなくていいのか?」
岳人に言われて時間を見るともう11時半を過ぎていた。
「わっ、もうこんな時間なのか帰らなきゃ。みんな明日学校はどうするの?」
「この顔で行って学校に問い詰められるのもめんどくさいから俺はパス。」
「んじゃ僕もさぼろ~」
「明日も今日のやり残しをするんで俺も行きません」
「学校行っても寝るだけだから俺も明日は行かなくていいかなー。」
「みんなさぼるんじゃん。」
ムスッとした顔をしていると
「遥香は行きたいなら洸希に運転お願いするしいいよ?」
「........皆行かないなら行かないって言いたいところだけどテストの点数確認したいから行く」
「そしたら洸希にお願いしておくね」
じゃ、送って行くよと立ち上がる拓哉。
私に続いて風翔も立ち上がる。
「俺も帰ろ~拓哉ん家に」
「え?お前来んの?」
「拓哉、遥香送った後1回倉庫に戻ってくる気でしょ?
蹴りつけたとはいえ油断できないし念のため近くにいた方がよくない?」
「まぁ、確かにな。じゃ、お前も来る?」
そう振り返り2人に聞くと。
「シャワー浴びて寝る部屋もあるなら大賛成!」
「酒飲むなら行くよ」
その言葉に目を輝かせたのは遥香だった。
みんなで仲良く車に乗り込みマンションまで帰り拓哉の部屋へ行く