「ねぇ、はるそいつの目の色は?」

「え?」

「そいつと目線があったんだろ?何色だった?」

「青かな?.....」

「青かぁ~」
私の答えを聞いてより悩む4人

「カラコンぐらいはあいつもするよな?」
「まぁ、俺達といた時もしてたしな。」
「決定打にはならないし、確定するにしても情報量が少ないしな。」

「さっきからみんなは誰だと思ってるの?」

「あー、確信はないんだけどさ紫虎の幹部に余裕に勝てて常に黒いパーカー着てた知り合いがいるんだけど、黒髪じゃないんだよな~」

「と、言うと?」

「地毛が金髪なんですよ。それに瞳に色はグレーです。生まれつき色素が薄いから日に当たりすぎるのもよくないからってパーカー常に着てて。」

「そうなんだ。私の知ってる人?」
生まれつきで、金髪にグレーの瞳。
拓哉達が話してるのはやっぱり蒼汰さんの事か。

私が蒼汰さんの事を知らないのは、記憶にないだけか。
そもそも会ったことがないのか...。

「いや、知らねーんじゃね?」
「うん、俺達が遥香と出会ったころにはもう居なかったからな」


「そうなんだ。」
私が忘れてしまっている人じゃなくて良かった。