ハルは、私と会えなくなった日曜日は、友達とツーリングに出かけたり、また友達の彼女なんかも交えて、大勢で遊びに行ったりしているみたいだった。


たまにアパートに行ってくつろいでいても、友達から頻繁に電話がかかってくる。

「ちょっとごめん」


ハルは電話の内容を聞かれたくないのか、一人で部屋を出た。


「ふーん」

私は少しすねながら、でもあまり気にせず、何気なく部屋の床に無造作に置かれたアルバムを開いてみる。


私との思い出が、たくさんあると思って…