「あゆは、おかんに似てるとこがあって、…なんか嬉しい」
ハルのお母さんに似てる…ハルのその言葉が、嬉しかった。ハルと私が、すごく近い距離にいるようで。
18歳でお母さんを亡くしたハル…
その後、たまたま恵美ちゃんが持っていた入学式の写真を見て、お母さんの面影を感じ、私を見つけてくれた。
それからずっと、私のそばで私を支えてくれたハル。
そうして、私も…18歳で母を亡くす。
何か、運命…感じた。
二人の母が巡り会わせてくれた…そんな気もした。生まれてきた時から、巡り会う事が決まってた。
そう…感じてた…
ハルと私は運命の人だって…ずっと。