それから私は、部屋の扉を開けて一目散に走った。


下へ降りるエレベーターさえ待つ余裕もなく、私は6階の部屋から階段をかけ降りた。
 


マンションの入り口に停めていた、私のバイク。

バイクを横目に走り抜けた。


あの子、誰?!

本当にいたんだ。
いつから?


わかんない。なんで…?


ハルは心変わりしてた。
私の想像だけで、あってほしかったのに。