「…この前、ハルくんの部屋に行った時、口紅がついた煙草があったっていってたじゃん。あれ…?」 胸が苦しくなり、手が少し震える。 「まぁ。たぶん。…というか、絶対」 「絶対?決定的ななんかがあったんだ…」 真理の言葉の返しが早すぎて、ぼっとしてしまう。 そうして私は、真理に少しずつ昨日の事、今までの事、話し始めた。