いつものファミレスで、真理と過ごす。 「で…別れちゃた理由は?昨日の電話じゃ、わかんない」 昨日は、泣き崩れてベッドの中から思わず真理に電話した。心配してくれている真理の優しさに、また涙がこぼれてしまう。 「私も、なんでかわかんないんだよね…」 そううつむく私に、苦笑いした真理。 「ま、いいや。食べよ」 真理に別れた話をすると、やっぱり昨日の事は現実なんだと再確認してしまう。