「ごめん。ごめん。彼女さん。」

サングラスヤンキーくんが答えた。


「俺、コイツに借りた原チャリ、返しにきただけだから」



「いえ。私、帰るからゆっくり話しててください」

そう、言うとサングラスヤンキーくんが、彼の腕を叩き


「ハル、もう失恋?可哀想…。早く、気持ち伝えてみ」


そう言って、手をふって消えていった。