「しばらく会わないようにしよう。俺は俺で、大丈夫。…あゆはあゆで…好きなことすればいいよ…」 「会わないって、私と別れたいってことだよね?」 ハルの声は…それから聞こえてこなくて ちいさなため息みたいな…声がした。 「明日、バイトの昼休みに行く。会って…」 ハルは… 「…そんな短い時間にきて、何になんの?」 明日の夕方まで待てなかった。 でも、今すぐ会って…今、別れになるのはこわい。