「この前は…妹来てたんだね。なんか用事?」 「…まぁ。部屋借りたって連絡したから、来た」 ハルの話し方は、めんどくさそう。 私と話してても、何にも感じてない…そんな感じがして胸が痛くなる。 「大事な話、あったの?私、妹に会いたかったな」 妹じゃないとわかっているのに、なんて嫌な自分がいるんだろう。少し、声が震えた。 「ま…また」 ハルの声は低く…小さく… そっけなかった。