こんなんじゃ、部屋を借りても一緒だよ。 一週間に一度だけ、お昼から部屋で掃除して、洗濯して、夕食とお風呂の用意をしてハルの帰りを待った。 6階の部屋の窓から、ハルの車が帰ってくるのをまだかまたかと確認した。 ハルは、余り普段は電話をくれなくなり、木曜の夜の何時間だけが、私たちの時間になった。 二人でご飯を食べて、二人でテレビ見て、もう帰る時間。 寂しくて、さみしくて、仕方なかった。