退院してから一週間が経った。
毎日舞子がノートとかを持って来てくれた。美月たちは家が遠く、習い事もあって、毎日は来れなかった。
そんな時は決まって手紙をくれた。
その返事は舞子にお願いする。
「ねぇ汐梨…まだわかんないんだよね?」
「うん、まだだって!」
飲み物を持ってきてくれたお母さんが聞いてきた。
「なんの話?なにがって言ってないのになんで会話できてるの?」
私と舞子は笑った。
「お母さんのお腹の中の赤ちゃんのこと!」
「おばちゃんの赤ちゃんの話!」
同時に言った。
「相変わらず姉妹みたいね。」
「じゃ私の妹かもしれないの?!」
舞子がはしゃいで言う。
「妹じゃないよ。弟だよ!」
「なんで、わかるの?」
「秘密」
だってバステトは男の子だったから。
バステトと話した時
「バステトって名前は猫の女神様の名前なんです。光栄なんですけど、わたくし男の子なんです。神様には男の子とか女の子という仕切りはないんです。全てこの星に生まれ生きる生き物ですから。だから、わたくし今度生まれる時は、いかにも男の子だ〜ってわかる名前がいいんです。」
「例えば?」
「そうですね…太郎とか?」
「やだぁ超ダサいじゃん!じゃ私が決めてあげるよ!」
うんとね…。
「凪!私の汐梨の汐って海の潮からきてるんだけど、凪ってのも海のことなの!」
「なんで、汐梨様と繋がりがあるんですか?」
「うーん、なんとなく。そうしたいからかな。」
「そうですか…では、凪にします。ありがとうございます。」
「で、名前は凪にするの!もう決めてるの…お母さんいいでしょ?」
「お父さんに聞かないとダメだけど、お母さんは気に入ったな凪。汐梨と同じ海で繋がってるし!」
「でしょ!!」
「でも、まだ弟って決まったわけじゃないじゃん!」
「まぁ舞子ちゃんの言う通りね。…今日も食べて行くでしょ?」
「うん。あっお母さんが毎日晩御飯御馳走になってるから、渡してって言われてたのがあったんだった。取りに行ってくる。」
「気をつけてね」
「はぁ〜い」
「お母さん!絶対、凪だからね!お父さん説得してね!」
「はいはい。」
お母さんは笑いながら部屋を出て行く。
オレンジジュースの氷がカランと、音を立てた。
その音さへも幸せだと、感じた。
毎日舞子がノートとかを持って来てくれた。美月たちは家が遠く、習い事もあって、毎日は来れなかった。
そんな時は決まって手紙をくれた。
その返事は舞子にお願いする。
「ねぇ汐梨…まだわかんないんだよね?」
「うん、まだだって!」
飲み物を持ってきてくれたお母さんが聞いてきた。
「なんの話?なにがって言ってないのになんで会話できてるの?」
私と舞子は笑った。
「お母さんのお腹の中の赤ちゃんのこと!」
「おばちゃんの赤ちゃんの話!」
同時に言った。
「相変わらず姉妹みたいね。」
「じゃ私の妹かもしれないの?!」
舞子がはしゃいで言う。
「妹じゃないよ。弟だよ!」
「なんで、わかるの?」
「秘密」
だってバステトは男の子だったから。
バステトと話した時
「バステトって名前は猫の女神様の名前なんです。光栄なんですけど、わたくし男の子なんです。神様には男の子とか女の子という仕切りはないんです。全てこの星に生まれ生きる生き物ですから。だから、わたくし今度生まれる時は、いかにも男の子だ〜ってわかる名前がいいんです。」
「例えば?」
「そうですね…太郎とか?」
「やだぁ超ダサいじゃん!じゃ私が決めてあげるよ!」
うんとね…。
「凪!私の汐梨の汐って海の潮からきてるんだけど、凪ってのも海のことなの!」
「なんで、汐梨様と繋がりがあるんですか?」
「うーん、なんとなく。そうしたいからかな。」
「そうですか…では、凪にします。ありがとうございます。」
「で、名前は凪にするの!もう決めてるの…お母さんいいでしょ?」
「お父さんに聞かないとダメだけど、お母さんは気に入ったな凪。汐梨と同じ海で繋がってるし!」
「でしょ!!」
「でも、まだ弟って決まったわけじゃないじゃん!」
「まぁ舞子ちゃんの言う通りね。…今日も食べて行くでしょ?」
「うん。あっお母さんが毎日晩御飯御馳走になってるから、渡してって言われてたのがあったんだった。取りに行ってくる。」
「気をつけてね」
「はぁ〜い」
「お母さん!絶対、凪だからね!お父さん説得してね!」
「はいはい。」
お母さんは笑いながら部屋を出て行く。
オレンジジュースの氷がカランと、音を立てた。
その音さへも幸せだと、感じた。