夜お父さんが帰ってきていつもの時間の流れがあって、いつも通り私がお風呂に入っていく。

あの後お母さんは仕事が終わって帰ってくる時間と同じ時間に帰ってきた。
私に隠す為に。

テーブルで二人がまた、話し始める。

「春樹さん…どうしよう。汐梨になんて言ったら…。」
「隠してても、かならずわかることだし、年頃の年齢ではあるけど、汐梨なら喜んでくれるよ。」
『えっ…年頃が関係してて私が喜ぶことってなに?でも、よかった…病気とかじゃないんだ。』
「じゃ今週の日曜にしましょ。」
「そうだな、どっか出かけようか?!」
「うん、そうね。それいいかも!」
「じゃ考えといて!」
「了解です!」

「汐梨様次はどこに行きます?」
「わかんない。」
私は二人が隠してたことが気になって仕方がない。
「汐梨様が行きたい時間に今度は参りますよ。」
「どこでもいいよ。バステトが決めて…。」
「わかりました。わたくしが決めさせていただきます。が、文句は受け付けませんよ!」
そう言って尻尾を私の足に巻きつけた。