次の日、学校に行くと
頭に浮かんだのは永田先輩

気がつけば
先輩たちのいる棟を眺めてた

あーぁ、いないんだ
会いたいな


ん?
会いたい?


私、好きなのかな

会いたい


声が聞きたい


生徒会に行きたい


あ、私、好きなんだ


好きって気持ちを抱くと
一瞬にして心臓がうるさくなる

かりんたちに報告しなきゃ


『かりん、かりん!
私ね、永田先輩のこと好きみたい』

『いまさらって思うけど
やっと気づいたんだ
良かったじゃん、おめでとう』

そぉ言って微笑んでくれた

お昼休みに
『かりん、ちょっと待ってて
秋葉のとこ行ってくる!』

秋葉にもちゃんと報告したい

『秋葉、秋葉
私ね、永田先輩のこと
好きになった』


『うん、知ってた』


???
知ってた?

『うそだぁーーー』

『だって、香織
わかりやすいんだもん
すーぐ顔にでるしね』


そんなこんなで
いっぱい恋話をして

帰り道
安田先輩にも報告しようと思った


ベッドに横になりながら

【お疲れ様です(*^^*)
私、永田先輩のこと
好きになっちゃったみたいです】


【あっそ、お前、毎日
あいつにLINEしろよ】


えぇーー!?
毎日なんて無理

そんな話題ないもん

【そんな無理ですよ
迷惑だし、そんな話題ないですもん】

【明日、俺ら試合やけん
頑張れってLINEしとけ!

なら、寝るわ!
お前、絶対しとけよ!】


それから
ケータイとにらめっこ

バスケ部の永田先輩と安田先輩
試合かぁ〜

でも、永田先輩と
やりとりしたくて

【大学見学 お疲れ様でした(*^^*)
明日、部活 試合なんですよね?
頑張ってください!】

勇気をだして送信