『集まってくれてありがとなぁ
じゃぁ、まずは自己紹介から!』

あれから生徒会の演説が終わり
見事に当選した私と秋葉

ってことで、今はその集まり

『今年から生徒会担当になった倉橋です
みんな、よろしく!ってことで、順に自己紹介していけー』

始まった自己紹介

私の右隣にはもちろん秋葉
ちなみに秋葉は副会長
私になんてそんな大役 無理無理

私はというと行事委員
昔から行事が大好きだから

私の左隣にはフリー委員の
永田翔太先輩

その隣には永田先輩と仲よく
お喋りしてる掃除委員の安田先輩

その隣には先生に鋭いつっこみを入れる
ショートカットのかっこぃー畑中先輩

ほかにもいっぱいいたけど
私が覚えれたのはそのくらぃ

いろんな人がいるんだなーって
そんなのとを思ってると
永田先輩から回ってきた資料

これって隣の秋葉で最後だょね?
でも、1枚足りない…

とりあえず秋葉に渡そう

『秋葉!資料回ってきたよ!』

『あっ、ありがとぉ。あれ?
でも、香織のは?』

『うーん、足りなかったみたい…
一緒に見よ?』

そんなことを小声で話してると

『はぃ、これ』

目の前にある資料

『あ、ありが…『先生、1枚 俺の分ないゎ!』

資料がない私にそっと渡してくれた
永田先輩
優しい先輩で良かった

それから始まった生徒会は
毎週水曜日の放課後

ホームルームが終わってから
いっつも秋葉と一緒に行くの!

かりんは毎日 部活だから

それからも永田先輩に
助けられてばかりで


急いで帰らないといけなくて
時計をちらちら見てると

『急ごーぜ、ちゃっちゃ決めよ』

そんな言葉を発してくれる
私が自意識過剰なだけかな?


『再来週の土曜日、学校 来てくれ』

そんな先生に生徒会のみんなは
ブーイング

ん?ちょっと待って
再来週の土曜日って私たち
クラスの実技テストじゃないっけ?

『ねー?秋葉 再来週って私たち
実技テストじゃないっけ?』

『あ……』

そんなことを小声で一生懸命 話してると

『先生、こいつらなんかおるっぽいよ』

そおやって言い出すきっかけを
くれたのも永田先輩



仕事もこなせて
誰からも信頼されてる
どんな些細な仕事でも手を抜かない
責任感が物凄くある人で

私はいつの間にか憧れてた

あんな先輩になりたいなって
人として先輩として憧れてた