それから永田先輩は
私のことをすぐに香織と呼び出した

でも、私はそんなこと
できるはずもなく…


私にとって彼氏は永田先輩が初めて…


ずっとずっと永田先輩って
呼び続けてた


私は夜に慌てて秋葉に電話して
付き合ったことを伝えると

《やっとなんだ !おめでとう》
そぉ言って喜んでくれた


安田先輩はというと

付き合いましたってLINEをおくったのに

【うん、俺、隣におった】



はぃ?え?は?

一時、思考は停止状態

私が返事を送る前に

【でも、あいつの気持ちはほんとぜ
俺がそそのかしたんじゃなぃけな!
まぁ、おめでと】


こんな冷たいLINEだけど
安田先輩の優しさが
私には伝わってきた


それから


永田先輩には部活もあって
デートとかしてみたいなって
思いつつも誘えなくて


そしたら突然

【今度、慣れるの兼ねて
どっか遊びに行こっか】

それから約束をして
デート当日


洋服も悩み悩んで
1番お気に入りの白のワンピース


待ち合わせ場所に
現れた永田先輩は
カッコよくて

まともに顔は見れず


道路を渡り始めたときに
さりげなく握ってくれた手


驚いて永田先輩を見ると

『危ないでしょ』

そぉ言って微笑んでくれた



生徒会の倉橋先生にも
付き合ってることがバレて


それから生徒会はすぐに席替え
私はもちろん永田先輩の隣


まだ、全然慣れてなくて
恥ずかしいのになぁ


生徒会関係のことを話してるのに
何度いちゃつくなと怒られたことか